カンジダという病気について知る

カンジダの原因は皮膚や消化管、膣などにある常在菌にありますので、誰しもカンジダになる可能性はあります。
なぜ、発症するのかというと疲労やストレスといったっことによる免疫力の低下やホルモンバランスが変化することが原因となって発症します。
一度症状を引き起こすと、再発する可能性が高いというのが特徴です。

カンジダは自覚症状があることが一つの特徴です。
具体的には、菌が増殖している膣やその周囲にかゆみが生じます。
そのため、排便は排尿の際に痛みが生じることや、性交渉時に痛みを伴うことがあります。
おりものの状態がカッテージチーズやヨーグルト、酒粕に似たような白くて粘度の高い状態です。
また、菌が膣の中で増殖して発症するため、膣が刺激に対して敏感になり、少しの刺激でも痛みを感じます。

カンジダの発症や再発の予防としては、デリケートゾーンを清潔に保つようにすることです。
カンジダは湿気を好むので、つねに乾燥させた状態にしておくことが重要です。
菌が増殖しないように通気性の良い下着を身につけたり、シャワーや入浴の後はしっかりと水気を拭き取り、乾燥させます。
また、ナプキンは蒸れやすいので、生理中以外はこまめに取り替えるようにします。

治療方法としては薬の服用があります。
治療に効果的な薬は、カーネステンまたはエンペシドと呼ばれる薬です。
これはクリーム状の塗り薬でカンジダの原因となる菌の増殖を抑える効果があるのです。
発症してから間もなくカーネステンを使った場合は、一週間弱で症状が治まることがあります。

さらに、白癬や癜風にも効果を発揮するクロトリマゾールクリームもカンジダには有効です。
このような治療薬は外用薬なので、患部である性器に塗布します。
必ず、塗る前に患部を清潔な状態にしてから使用することを頭にいれておくことです。

治療中に注意することはビデやタンポンの使用を控えることです。
これは、塗布した薬を膣から洗い流してしまうので、薬の効果が薄れてしまいます。
また、パートナーにカンジダをうつしてしまう可能性があるので治療の際は性交渉を避けることです。

カンジダの予防と治療法

カンジダの予防は、どんな時に発症しやすいかを知って症状の発生・防止を努めることが肝要です。
ここでは、いくつかの一般的な対処・予防手段を見てみましょう。

症状が発生・再発する時は、他の常在菌と同様に身体の免疫機能が落ちた時です。
そのため、日頃の生活習慣を改めたり、疲労・ストレスを溜め込まず心身共に健康な生活を送る必要があります。
身体の内側から健康になるために、バランスのとれた食事をとることも忘れてはいけません。
適度な運動と十分な睡眠は、カンジダに限らずあらゆる疾患・病気を防ぎます。

また、性器まわりは特に清潔にしておく必要があります。
普段から通気性の良い下着を着用し、真菌が好む高温多湿な環境を作り出さないように注意しましょう。
入浴時は十分に洗い、水泳や入浴後は外陰部をよく乾かして湿った状態にしないように気をつけます。
トイレの際、前から後ろに向かって拭く、おりものシートなどを使用するときは頻繁に交換する、といったことにも注意を払ってください。

カンジダの治療方法としては、抗真菌薬が用いられるのが一般的です。
真菌は薬剤耐性があまりないため、医師・薬剤師の指示や医薬品の添付説明書の用法用量に従って服用すれば効果は確実に得られます。
治療に用いられる抗真菌薬としては、第一選択の医薬品であるカーネステンや、クロトリマゾールを主成分とするエンペシドなどが挙げられます。
いずれも原因菌であるカンジダ菌の抗菌・殺菌作用を持つ医薬品であり、1日1回1錠の使用を5~6日間続けるだけで効果が現れる優秀な薬です。

これらの処方薬以外に市販薬も販売されていますが、いずれもかゆみをとめる成分を主体とした対症療法薬であり、カンジダ菌やその他の細菌の繁殖を止めたり殺菌したりという作用はありません。
かゆみを和らげるだけで、排尿時に痛みを感じるレベルまで症状が進むと治療が困難になるため、かゆみなど比較的軽めの自覚症状が発覚した時点で、すみやかに婦人科で診察を受けましょう。